ホルミシス療法でこんな病気に効いた

すでに、放射線ホルミシス効果で症状が改善したり、快癒した病気や症状には次のようなものがあります。

関節リウマチ

低放射線ホルミシスを行った関節リウマチ患者さんで、劇的に症状が改善された方がいます。というのも、リウマチの原因は、本来、細菌や外部からの異物を攻撃するはずの免疫が、自分の細胞や組織に過剰反応して、細胞の中の活性酸素によりダメージを与えるために起こるとされます(これを自己免疫といいます)。低放射線を照射すると細胞内で、活性酸素を打ち消す仕組みが猛烈に働きはじめます。その結果、活性酸素の攻撃をやわらげて、関節リウマチの症状を原因からやわらげたのだと思われます。また、低線量の放射線には、免疫制御の効果があるというのは医学の常識になってきています。ちなみに、膠原病など、同様の自己免疫による病気にも効果があると考えられます。

脊椎炎・腰痛・神経痛・関節炎

この四つの病気について、顕著な治療実績があがっていると報告されています。痛みや炎症は、脊椎炎のように細菌などによる場合もあれば、それ以外の原因による場合もあります。いずれの炎症反応も、主役は活性酸素です。そこで、低放射線の照射が抗酸化の働きをして炎症を抑えていると推測されます。

喘息・アトピー性皮膚炎アレルギー性皮膚炎

アレルギーとは、免疫が抗体に過剰に反応し、細胞や組織を攻撃してダメージを与えてしまう症状です。免疫の過剰攻撃によって、最終的には活性酸素が発生します。低放射線の照射が抗酸化の働きをするのは、リウマチと同様です。

糖尿病

糖尿病については、やはり活性酸素がさまざまに影響して、いろいろなタイプの糖尿病が起きることに関与しています。低放射線の照射が抗酸化の働きをして、糖尿病を改善することが予想されています。

がん再発防止・がん治療向上

がんの発生メカニズムで一番の原因はDNAの損傷によるがん細胞の発生と増殖と解明されています。そしてDNAをもっとも損傷させているのが活性酸素なのです。低放射線ホルミシスは体に備わっている抗酸化の働きを強めるので、がんの発生を抑えます。また、体に備わっている細胞を攻撃して、自滅させる働きも強化すると考えられます。つまり、がんの発生を抑え消滅させるという働きを大幅に強化します。

各種肝障害

肝炎は肝臓に炎症が起こる病気です。ウィルスなどによるものやアルコール性、薬剤性、自己免疫性などいろいろあります。肝炎は最終的に自己免疫反応で炎症が起きます。ですから、自己免疫を抑える働きのある低線量放射線ホルミシスは有効と考えられます。

アルツハイマー病・老人性痴呆進行防止

日本人は長寿社会となり非常に喜ばしい一方で、アルツハイマー型認知症の高年齢の方も増えて大きな問題になっています。アルツハイマー病の脳をMRIの画像診断すると、脳の萎縮がみられます。アルツハイマーに活性酸素が関与していることがしだいにわかってきました。低放射線ホルミシスは、細胞内での抗酸化作用がありますから、アルツハイマー病や老化による脳細胞の酸化による破壊を抑制する効果が予測されます。

パーキンソン病

パーキンソン病とは、脳の黒質にある命令中枢が破壊され、四肢の運動に障害が起こる病気です。パーキンソン病も色々な原因で活性酸素が産生されて、脳の黒質線条体など神経細胞に障害を与えることで起きる病気です。そこで、低放射線ホルミシスの抗酸化作用により、パーキンソン病を抑制する効果が予測されます。